怠っていませんか?
ビルのメンテナンス
最近、どんなビルメンテナンスをしましたか?
ビル管理の業務は、定期的な点検や衛生管理など将来のリスクに備えるものが多くを占めますが、年月が経てば設備は劣化し、必ず修繕工事や部品交換が必要になります。この工事や交換を怠ると、予期せぬ事態や大きな被害を招きかねません。
「まだ使えるから」と放っておいたら、いずれ大きなトラブルに発展することもあります。深夜に突然の漏水、停電時に非常電源が動作しない……そんな万が一のリスクを少しでも減らすために、適切なタイミングで適切な工事・交換を行う必要があります。
こんなトラブル・被害が起こるかもしれません
メンテナンスの不備は小さなトラブルやそれによるイメージダウンにとどまらず、死傷者を出す大きな事故を招きかねません。点検や交換時期が法令で定められている設備もありますが、劣化度合いから任意で工事を判断する設備もあるため注意が必要です。
たとえばこんな工事・交換が必要です
給排水設備
- ・受水槽、ポンプ、配管に加え、便器や洗面台などの衛生器具まで、素材ごとの耐用年数に合わせて定期メンテナンスと補修・交換工事が必要になります
※給排水設備は、「トラブルが起きてからの修繕(事後保全)」ではなく「トラブルが起きる前の修繕(予防保全)」を行ったほうが寿命が1.5~2倍延びることがわかっています
消防設備
- ・建物の種別や設備によって異なりますが、機器点検は6ヶ月に1回、総合点検は1年に1回など法令によって細かく点検時期が定められています
エレベーター
- ・通常使用をしていれば摩耗・劣化する消耗部品を定期的に補完・交換する必要があります
- ・機器の摩耗・劣化を予測して、構成部品を修理・取替する必要があります
外壁・屋上
- ・劣化が見られたら再塗装が必要です
- ・屋上は防水シートの張替が必要です
その他にも、1本のネジの交換から壁のクロスの張替、テナント退去時の原状回復工事まで、一棟のビルには多岐にわたるメンテナンスが必要です。